こんにちは、美ラボ編集長のYuriです。
今日9月9日は「重陽の節句」。旧暦の9月9日は最も縁起の良い奇数「9」が重なる特別な日とされており、長寿と無病息災を祈って菊酒を飲み、菊を飾る「菊の節句」として古くから親しまれてきました。
菊は中国では古くから薬用植物として使われてきました。現代の美容科学から見ても、菊に含まれる成分が抗酸化・抗炎症・エイジングケアとして理にかなっていることが明らかになっています。
今日は重陽の節句にちなんで、「菊の美容成分とエイジングケアへの効果」を掘り下げます。秋のエイジングケアを意識し始めるこの時期に最適なテーマです。
📋 この記事でわかること
① 菊が長寿の象徴とされてきた科学的な理由
② 菊に含まれる主要な美容成分
③ 菊茶(菊花茶)の美容・エイジングケア効果
④ 菊エキスをスキンケアに活かす方法
⑤ 重陽の節句に意識したい秋のエイジングケアの考え方
菊が長寿の象徴とされてきた科学的な理由
「菊は長寿の花」という伝統は、中国・日本に古くから根付いています。重陽の節句に菊酒(菊の花を浸した酒)を飲む習慣は、菊に含まれる成分が体を守るという経験的な知恵から生まれたものです。
現代の科学でその理由が解明されつつあります。菊(特に食用・薬用菊であるキク科の植物)には、フラボノイド・テルペン・ルテイン・クロロゲン酸・アピゲニンなど、複数の抗酸化・抗炎症成分が含まれています。
これらの成分が体内の活性酸素を除去し、慢性炎症を抑えることで、細胞の老化を遅らせる可能性が研究されています。「菊を食べたり飲んだりすると長生きできる」という伝承は、現代の抗酸化研究とつながっています。
美容の観点から見ると、「活性酸素を除去する=肌とバストのコラーゲン・エラスチンの酸化分解を防ぐ」ということです。菊の抗酸化成分は、エイジングケアの内側からのアプローチとして注目に値します。
菊に含まれる主要な美容成分
| アピゲニン | 菊に多く含まれるフラボノイドの一種。強い抗酸化・抗炎症作用が研究されており、肌の炎症(ニキビ・赤み)を抑える可能性が示されている。コラーゲン分解酵素(MMP)の活性抑制も研究されている。 |
| ルテオリン | アピゲニンと並ぶ菊の主要フラボノイド。抗炎症・抗アレルギー作用が研究されている。紫外線による肌への炎症ダメージへのアプローチとして注目される。 |
| クロロゲン酸 | コーヒーや緑茶にも含まれるポリフェノール。菊にも含まれており、抗酸化・血糖値調整・メラニン生成抑制(美白)への作用が研究されている。 |
| βカロテン | 食用菊(もってのほか・阿房宮など)に含まれる抗酸化ビタミンA前駆体。紫外線ダメージからの細胞保護に関与する。 |
| ルテイン・ゼアキサンチン | 菊に含まれるカロテノイド色素。眼の黄斑部を保護し、ブルーライト・紫外線から目を守る作用が研究されている。デジタル疲労の多い現代生活で特に注目の成分。 |
菊茶(菊花茶)の美容・エイジングケア効果
中国・台湾では「菊花茶(菊花ちゃ)」が日常的な飲み物として長く親しまれています。乾燥した菊の花にお湯を注いで飲む菊花茶は、清熱解毒(体の熱を取り、毒素を排出する)・明目(目を明るくする)・平肝(肝臓の機能を整える)という中医学的な効能が伝えられてきました。
抗酸化ドリンクとして
菊花茶にはアピゲニン・ルテオリン・クロロゲン酸などの抗酸化成分が含まれており、緑茶と同様の抗酸化飲料として内側からのエイジングケアに活用できます。特に夏の紫外線ダメージが蓄積した今の時期に、継続して飲むことで酸化ストレスの緩和が期待できます。
目のケア・眼精疲労に
菊花茶に含まれるルテイン・ゼアキサンチンは、デジタル疲労・ブルーライトから目を守る成分として注目されています。長時間スマホ・パソコンを使う方にとって、菊花茶は「飲む目薬」とも言われるほど目のケアに有効とされています。眼精疲労は首・肩のこりにもつながり、間接的にバストまわりのリンパ・血流にも影響します。
リラックス・ストレスケアに
菊花茶に含まれるアピゲニンにはGABA受容体への作用が研究されており、穏やかな鎮静・リラックス効果があるとされています。就寝前に菊花茶を飲むことで、ストレスホルモン(コルチゾール)の低下・睡眠の質改善に貢献する可能性があります。コルチゾールとバストケアの関係はNo.114で詳しくお伝えしました。
体の熱を取る・夏の疲れリセットに
中医学的には「秋の初め、体にこもった夏の熱を菊花茶で排出する」という考え方があります。夏の疲れが蓄積しているこの時期に、菊花茶を飲み始めることは理にかなった季節のケアといえます。
菊花茶の作り方(シンプル版)
材料:乾燥菊花(食用・茶用)3〜5輪、お湯200ml
① 乾燥菊花をティーポットまたはカップに入れる
② 90度程度のお湯を注ぎ、2〜3分蒸らす
③ そのまま飲む(はちみつを少し加えると飲みやすく、抗酸化もプラスされる)
※乾燥菊花はアジア系食料品店・ネット通販で入手可能。「菊花茶」「食用菊」で検索。
菊エキスをスキンケアに活かす方法
菊の美容成分はスキンケア製品にも配合されています。「カモミール(キク科)エキス」や「キク花エキス」と表示された成分が含まれる製品は、菊由来の美容成分を外側から補給するアプローチです。
カモミールとの関係
カモミールはキク科の植物で、菊の仲間です。以前(No.105・ハイジの日の記事)でカモミールの抗炎症作用をご紹介しましたが、アズレン(抗炎症成分)・アピゲニンという共通の成分を持っています。カモミールエキス配合のスキンケアは、菊の美容成分をスキンケアとして外側から補給することと本質的に同じアプローチです。
菊エキス配合コスメの活用法
カモミールエキスまたは菊花エキスを含む化粧水・美容液を、デコルテ・バストまわりに使うことで、抗炎症・抗酸化成分を外側からも補給できます。特に夏の日焼けで炎症が残っているデコルテには、カモミール系の鎮静成分が適しています。
食用菊をスキンケアに使う(簡単な方法)
食用菊の花びらをお湯で煮出した「菊花エキス液」をコットンに含ませてデコルテに湿布する方法が、伝統的な手作りスキンケアとして知られています。抗炎症・抗酸化成分を含む自然の化粧水として活用できます。ただしアレルギーがある方はパッチテストを必ず行ってください。
重陽の節句に意識したい秋のエイジングケアの考え方
重陽の節句は「長寿と無病息災を願う日」です。美容の観点から言い換えると、「今から積み重ねるケアが、5年後・10年後の肌とバストの状態を作る」という長期的なビジョンを持つ日として意識してほしいのです。
エイジングケアとは「老化を止める」ことではなく、「老化のスピードを緩やかにする」ことです。今日から始めることで、半年後・1年後に「あのとき始めてよかった」と感じる変化が現れます。
秋はエイジングケアを本格化させるのに最適な季節です。夏の紫外線ダメージが現れる前に美白ケアを始め(No.101参照)、乾燥が深刻化する前にセラミドでバリアを整え(No.126参照)、食事からの抗酸化成分(黒豆・玉ねぎ・菊花茶)を継続する——これらが重なることで、秋〜冬の肌とバストのコンディションが大きく変わります。
今日の重陽の節句に、菊花茶を一杯飲みながら「これからのエイジングケア」を少し考えてみてください。
重陽の節句・今日からのエイジングケアアクション
□ 菊花茶を今日試してみる(乾燥菊花をアジア食材店で購入)
□ カモミールエキス配合のスキンケアをデコルテにも使う
□ 黒豆茶・緑茶・菊花茶をローテーションで抗酸化習慣に
□ 「5年後の自分のバスト・肌のために今日から何をするか」を一つ決める
□ 今夜バストクリームを塗りながら「長期的なケア」を意識する
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Yuri(美ラボ編集長)|information-japan.com
※本記事は情報提供を目的としています。医療的なアドバイスではありません。


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